リバース蕎麦アレルギーのおち!車ごと崖から転落はありなの?

 

【ネタバレあり】

 

006

 

TBSの人気ドラマ「リバース」では、深瀬和久(藤原竜也)の親友で

白骨死体で発見された広沢由樹(小池徹平)の死がドラマ全体を通じた

ミステリーとなります。

 

湊かなえさんの原作小説では、オチは蜂蜜と蕎麦アレルギーという

意外性はありましたがあっけないものでした。

 

事件は大学4年生の時に遡ります。

 

スポンサードリンク



 

大学4年生の夏に同じゼミだった深瀬と広沢、浅見康介、谷原康生と

村井隆明の5人で、村井の叔父の別荘にバーベキューに行くことになり、

村井以外の4人が到着。

 

遅れて駅に到着した村井が、車で迎えに来るように頼みましたが、

運転手役だった谷原は飲酒の影響で車を運転できない状態。

 

結局は広沢が車で迎えに行くことになり、親友のために深瀬は

蜂蜜をたっぷり入れたコーヒーを淹れてあげることになります。

 

しかし実はその蜂蜜は蕎麦の花から集めたもので、広沢は重度の

蕎麦アレルギーでした。

 

そのため運転中に発作を発症して、運転を誤って車ごと崖から転落する

ことになります。

 

このように広沢を殺してしまった犯人は深瀬ということになりますが、

もちろん彼は殺意はありませんので、厳密には「犯人」と言えるか

微妙なところです。

 

ところで蕎麦アレルギーの人に蕎麦の花から作った蜂蜜による発作が起こって、

車ごと崖から転落することはあるのでしょうか?

 

リバース蕎麦アレルギーのおち!車ごと崖から転落はありなの?

 

スポンサードリンク



 

蕎麦アレルギーの初期的な症状は、口の周りが腫れたり、顔がほてる、

皮膚のかゆみやじんましんが発疹します。

 

このあたりの症状のみで収まる人もいますが、さらに進むと

咳やぜんそくのような症状が出たり、嘔吐や下痢を訴えることになります。

 

けっこうこれらの症状はキツイものですが、何とか運転することはできるはず。

 

しかし蕎麦アレルギーが恐ろしいのは、さらに進んで「アナフィラキシー」

という症状を引き起こす「劇症型のアレルギー」とされる点です。

 

アナフィラキシー症状が出てしまうと、手足のしびれや痙攣を発症し、

呼吸困難や意識を喪失の症状も出ます。

 

さらに深刻な蕎麦アレルギーの人は、ショックによって死に至ることも

あるほどです。

 

「リバース」の中での広沢は重度な蕎麦アレルギーだったので、

アナフィラキシーの症状を発症したようです。

 

痙攣や意識不明などの症状を発症して、運転初心者で道も曲がりくねった

山道という事情も相まって、運転を誤り崖から車ごと転落してしまいます。

 

また蕎麦アレルギーは症状がすぐに出る「即時型アレルギー」

知られていますが、蕎麦から作った蜂蜜とすることで発症を遅らせる

作者の工夫も見られます。

 

そのため広沢のように運転中に蕎麦アレルギーを発症し、崖から車ごと

転落してしまうケースは十分に考えられますし、現実的なオチといって

差し支えないでしょう。

 

スポンサードリンク



 

コメントは受け付けていません。

このページの先頭へ